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「健康診断」、「血液検査」の見かたがわからない方へ ~検査表の見かた~

健康情報
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「ゆる~く健康」を目指すなら、まずは「自分の身体の状態」を知っておきましょう。

「健康診断」や「血液検査」などの項目のうち、今回は「食生活」や「運動習慣」など自分で改善することができるものを解説しています。

これらの項目の中に「悪いもの」がある方は参考になさってください。

BMI値

「BMIが高い → 太っている」というのがよく知られていますが、体格を表すものです。「体重(kg)」÷「身長(m)の2乗」計算します。(身長はcmでなくmで計算します)

要注意基準値要注意
体格指数(BMI)18.4以下(低体重)18.5~24.925.0以上(肥満)

(単位 kg/㎡)

血圧値

基準範囲要注意異常
血圧収縮期血圧129以下130~159160以上
拡張期血圧84以下85~99100以上

(単位 ㎜Hg ミリメートルマーキュリー)

総タンパク

血液中の総蛋白の量です。異常に高いと自己免疫疾患や感染症が疑われます。脱水を起こした際も高くなります。異常に低いと、蛋白質が身体から流れ出ている、蛋白質が体内で作られていない、栄養不足などを意味します。

異常要注意基準範囲要注意異常
6.1以下6.2~6.46.5~7.98.0~8.38.4以上

(単位 g/dL)

AST(GOT)とALT(GPT)

AST(別名:GOT)は、心臓、筋肉、肝臓に多くある酵素で、ALT(別名:GPT)は肝臓に多くある酵素です。両方とも「肝臓の数値」としてよく知られています。お酒をよく飲まれる方はご存知ですね。

ALT(GOT)だけが高いと、心臓または筋肉に異常があると考えられます。(心筋梗塞、狭心症、筋肉疾患など)

基準 範囲要注意異常
AST30以下31~5051以上
ALT30以下31~5051以上

(単位 U/L ユニットパーリットル)

γ-GTP

「肝臓」、「胆道」の異常を表す数値です。

基準範囲要注意異常
50以下51~100101以上

(単位 U/L ユニットパーリットル)

血糖値

血糖は血液中のブドウ糖のことです。ブドウ糖は生きていくためのエネルギーとして使われます。数値が高いと「エネルギーの摂り過ぎ」または「エネルギーが消費されていない」という意味になります。

血糖値は皆さんよくご存じです。数値が高い代表的な病気は「糖尿病」ですが、すい臓がんやホルモン異常などもあります。

基準範囲要注意異常
99以下100-125126以上

(単位 ㎎/dL)

HbA1c(ヘモグロビン・エーワン・シー)

「血糖値」をみる数値です。過去1~2カ月の血糖の状態が分かるので、糖尿病でのコントロール状態がみえるのです。

空腹時の血糖値と合わせて糖尿病かどうかを判断します。

基準範囲要注意異常
5.5以下5.6-6.46.5以上

(単位 %)

尿酸値

「尿酸値が高いと痛風」というのはよく知られています。「中年男子」は気になる数値ですね。

プリン体という蛋白質の一種が代謝された後の残がいみたいなものです。

プリン体は細胞内の「核」の中にあり生命活動に必要な物質です。ですから全ての生き物はプリン体を含んでいます。プリン体が多い食品にはイクラ、白子などが有名ですが、前述のとおり細胞の中にプリン体は含まれていますので食べ物の中にはほとんど必ずプリン体が入ってるということです。

この数値が高いと「痛風」というメチャクチャ痛い病気になります。「尿路結石」も作られやすくなります。

要注意基準範囲要注意異常
2.0以下2.1-7.07.1-8.99.0以上

(単位 ㎎/dL)

HDLコレステロール

いわゆる善玉コレステロールです。後述の悪玉コレステロールと合わせてバランスをみます。

異常要注意基準範囲
29以下30~3940以上

(単位 ㎎/dL) 

LDLコレステロール

いわゆる悪玉コレステロールです。この数値が高いと「血液がドロドロ」になり、血管の内側にへばりついて動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などを起こすリスクが高まります。

異常基準範囲要注意異常
59以下60~119120~179180以上

(単位 ㎎/dL)

中性脂肪(TG)(トリグリセリド)

体内で最も多い脂質です。使われずに余った「糖質」が「脂肪」に変化したものです。糖質をエネルギーとして使っていないので肥満にもつながります。

異常基準範囲要注意異常
29以下30~149150~499500以上

(単位 ㎎/dL)

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