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腰が痛い時にはどんなコルセットを使うと良いですか?

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腰痛の強い味方? コルセットの選び方、着用の仕方、注意点を解説

腰痛の患者さんから、コルセットについての質問を受けることがよくあります。

自分の腰痛にコルセットは効果があるのか?

どんな時にコルセットをつけると良いのか?

どんなコルセットをつけると良いのか?

コルセットをつけることが癖になったりしないか?

…などなど。

これをお読みの方の中にも同じような疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

この記事の中では、「コルセットの選び方」、「コルセットの着用の仕方」、「コルセット使用の注意点」などを解説していきます。

最後まで読んで参考になさってくださいね。


何のためにコルセットをつけるのですか? ~コルセットの目的~

コルセットの目的は4つあります。

1.動きを制限する

腰痛の症状も様々ありますが、ギックリ腰などの場合はほとんどの場合で「動作痛」が出ます。

これはギックリ腰を起こした時に、腰部の筋肉か関節(靭帯、軟骨などを含む)、椎間板、場合によっては骨が傷ついているからです。

傷が出来ていますから、身体を動かした時に傷がひらいて痛みが強く出るわけですね。

ですから、ギックリ腰などの場合では腰の動きを制限しておくためにコルセットをつけておくのが良いでしょう。

2.痛みを和らげる

上述のように、動きを制限しておくと痛みを感じにくくすることが出来ます。

「慢性腰痛」の場合でも、腰部の筋肉が硬くなっていたり、椎間関節の靭帯や関節包の柔軟性が低下したりして局所の「内圧」が上昇していることがあります。

「内圧」が上昇している際には、腰を反らしたり前かがみになるとさらに内圧が上昇して痛みが出ますので、動きを制限しておくと痛みを感じにくくすることが出来ます。

3.腰部への負担の軽減

腰痛を防ぐためには腰椎の安定性が必要です。腰椎の安定には筋力が必要なんですが、「筋力が弱い」か「背筋と腹筋のバランスが悪い」と痛みが出やすくなります。

コルセットは腰部の筋力をカバーし、腰部の関節や椎間板への負担を軽減することが見込まれます。

4.安心感

「腰に爆弾を抱えている」という人は、重たいものを持つ事や、前かがみになることに不安を持っています。

特に急性期の腰痛では、寝返りや朝起き上がることにも不安を感じます。

そのような時にコルセットをつけておけば、痛みを感じにくく不安も軽減出来ます。

どんな時にコルセットを使うと良いですか?

コルセットの主な目的は「痛みを軽減させること」です。(残念ながら「治すこと」ではないんですね…。)

ですから、ギックリ腰など「急な痛みが出た時」、「負担がかかることが予想される時」、「不安な時」にはコルセットを使うと良いでしょう。

急な痛みが出た後にはコルセットをつけておく

「重たいものを持った」、「前かがみになった」など何かのきっかけがあってギックリ腰を起こした時にはコルセットをつけておきましょう。

ギックリ腰は、筋肉や靭帯、軟骨を痛めているもの、椎間板を痛めているもの、骨が折れてしまうものなど様々な状態が考えられます。(詳細は後述)

全てのものに共通するのは「キズついてしまってる」ということです。

筋肉、関節(靭帯、軟骨、関節包)、椎間板などにキズが出来ているということですから本来であれば安静にしなければなりません。

とは言っても、仕事も家事などもあるでしょうから、出来るだけ動かさないようにするためにコルセットをつけておきましょう。

あらかじめ負担がかかることが予想される時にはコルセットをつけておく

「旅行に行く」とか「仕事上の付き合いでゴルフに行かないといけない」とか「車で買い出しに行く」など、いつも以上に負担がかかることが予想される時にはコルセットをつけておきましょう。

ギックリ腰などの「急性腰痛」でも普段から痛みを感じている「慢性腰痛」であっても、いつも以上に負担をかけて痛みがマシになることは、まずないです。

「このくらいは大丈夫」と思わずにコルセットをつけておくべきです。

どんなコルセットを選べば良いですか?

どこに痛みがあるのか? どこに問題があるのか? によって、コルセットの選び方は違います。自分の腰痛に合ったコルセットを使わないと効果は出ませんし、余計に痛めることもあります。

「選び方」をお話する前に、「腰痛のタイプ」について解説しておきますね。

腰痛のタイプ

腰痛には筋肉に痛みが出る「筋・筋膜性のもの」、腰椎の関節に痛みが出る「椎間関節性のもの」、椎間板ヘルニアに代表される「椎間板性のもの」、骨盤の関節に痛みが出る「仙腸関節性のもの」などがあります。

下図は痛みの出てくる場所と腰痛のタイプをあらわしたものです。

ご自身が痛みを感じる場所と比べて参考にしてください。

病院、クリニックで診察を受けた方はコルセットの相談を出来ると思いますが、病院にも行ってない、レントゲンも撮ったことがないという方は、痛みの出ている場所で確認してください。(そして、出来れば早めに医療機関を受診してくださいね)

コルセットを巻く位置

この中で「椎間板性」、「椎間関節性」、「筋・筋膜性」は下図の位置にコルセットを巻くと良いでしょう。

腹筋、背筋の弱い方もこの位置でのコルセット着用をお勧めします。

「仙腸関節性」は骨盤が不安定になりやすいので、下図の位置にコルセットを巻くと良いでしょう。

妊婦さんや出産後の方も仙腸関節が不安定になっているのでこの位置での着用が良いでしょう。

市販コルセットの例

素材や補助ベルトがついてるかどうか?など、メーカーさんによって違いはありますが、「巻く位置」を守れば効果にはそれほど変わりはないと思います。

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(画像は「ダイヤ工業」さんからお借りしました)

ダイヤ工業さんのHP → ダイヤ工業オンラインストア

コルセットについての補足

コルセットを選ぶ際のポイントをご紹介しました。

腰痛のタイプや筋力、柔軟性、仕事や家事での負担のかけ方、生活習慣などを考えてコルセットは選んだ方が良いので、腰痛の診察、治療を受けておられる方は担当の先生やリハビリの先生にもご相談ください。

診察を受けておらず、「とりあえずコルセットつけてみようか」という方の参考にはなったと思いますが、ご自身の腰の状態を把握しておいた方が良いと思いますので出来るだけ早めに医療機関の受診をお勧めしておきます。

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