梨状筋症候群とは？　～原因、症状、治療法などを解説～

「おしりの外側が痛い」、「足のつけ根から太ももにかけての痛み」、「坐骨神経痛」などの症状がみられます。

スポーツ選手や運動を習慣にしている人に多くみられますが、長時間のデスクワークや車の運転をする方にも起こります。

梨状筋症候群の原因

股関節の後ろ側にある梨状筋によって坐骨神経が絞めつけ、圧迫を受けることで起こります。

転倒、転落による尻もち外傷や、冷えや疲労による筋肉が硬くなることがきっかけとなることもあります。

筋肉が硬くなり過ぎると「トリガーポイント」を形成し、局所の痛みだけでなく下肢の放散痛が強く現れます。

梨状筋は股関節の外側にあります。

梨状筋をやわらかくするために股関節のストレッチを行ないましょう。

２）の股関節を内側へ閉めるストレッチで症状が強く悪化する場合は、いったん中止しましょう。

梨状筋の癒着、線維化が強過ぎる可能性がありますので、まずは専門医療機関でみてもらってください。

梨状筋症候群と似た症状がみられるものには「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」などがあります。

どちらのも「坐骨神経痛」の症状がみられますが、筋肉の硬さだけが原因ではないため鑑別が必要となります。