急に痛めた時にはどうしたらいい?
「足首をくじいた」、「転倒して膝をぶつけた」、「小走りしようとしたらふくらはぎを肉離れした」など、急な怪我は誰にでも経験はあるでしょう。
今回の記事は急に痛めた時の「応急処置」のご紹介です。すぐに病院などに行けない時の処置として参考にしてください。
応急処置の原則「RICE処置」
救急やスポーツの現場での応急処置の原則を「RICE処置」といいます。
Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字を取ったものです。
早期にこれらの処置をすることで受傷直後以上の損傷を防ぎ、回復を早めることができます。
逆に言えばこれらの処置が出来ていないと、損傷が大きくなり回復も遅くなる可能性が高いので、必ず行うようにしてください。
痛めた時に絶対にやってはいけないこと
捻挫でも打撲でも肉離れでも、痛めたということは「キズ」が出来たということです。
擦り傷でも切り傷でもそのキズがさらに広がれば治りが遅くなります。
ですから「動かさないこと」が原則です。
痛めた方がやっちゃうのは「確認」なんですね。
「こう動かすと痛いな」とか「ここを押さえたら痛いな」とか自分で確認してしまうんですね。
気持ちは分かるのですが、余計にキズを広げてしまう可能性が大きいのでやめておきましょう。
応急処置の後は…
「RICE処置」はあくまで応急処置です。
応急処置だけで治るわけではありませんし、「捻挫と思っていたら骨折だった」とか、「ふくらはぎの肉離れと思っていたらアキレス腱が切れていた」など、見込み違いもあり得ます。
出来るだけ早期に整形外科、外科などを受診するようにしてくださいね。
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